8月度の気象×野菜解析レポート

概要

2026年8月の気象を振り返りますと、全国的には平年をやや下回る涼しい夏となりました。全国平均気温は平年より0.7度低く、特に北海道では平年より1度前後高い状況が続き、前月との比較でも2.5度上昇するなど夏らしい暑さが際立ちました。一方、佐賀県や熊本県、広島県など西日本では30度を超える厳しい暑さが続いた地域もあり、地域による差が大きい夏でした。

降水量では対照的な傾向が見られ、沖縄県や千葉県では平年の2倍から3倍を超える大雨に見舞われた一方、熊本県や佐賀県、長崎県では平年のわずか1パーセント程度という深刻な少雨となりました。

日照時間についても、和歌山県や徳島県など西日本の太平洋側で250時間を超える多照となった半面、福島県や宮城県では日照不足が目立ちました。

全体として、地域ごとの天候の差が非常に大きい一か月だったといえそうです。

気象・野菜栽培レポート 2026/08/01 〜 2026/08/30
🥬 気象・野菜栽培レポート 2026/08/01 〜 2026/08/30
取得期間 2026/08/01 〜 2026/08/30(30日間)
前期間 2026/07/02 〜 2026/07/31
平年値 1991-2020
猛暑日 ≥ 35℃ 大雨 ≥ 50mm
生成日時 2026/8/31 6:26:00
53局正常 / 0局エラー
✨ AI解説付き (claude-sonnet-5)
🥬 野菜栽培アドバイス付き
🌡️
平均気温 最高
30.8℃
佐賀県 佐賀 平年比 +0.3℃
🧊
平均気温 最低
20.5℃
北海道 釧路 平年比 +0.8℃
🌧️
降水量 最多
473.5mm
沖縄県 宮古島 平年比 194%
🌂
降水量 最少
2mm
熊本県 熊本 平年比 1%
💨
最大風速
26.9m/s
沖縄県 名護
🥵
猛暑日数 最多
24日
熊本県 熊本
⛈️
大雨日数 最多
3日
福井県 福井
☀️
日照時間 最長
267.7h
和歌山県 和歌山
🌫️
日照時間 最短
108h
福島県 福島
📈
平年差 最大(+)
+2℃
秋田県 秋田
📉
平年差 最大(−)
-2.8℃
山梨県 甲府
✨ 全国まとめ — AI気象解説

2026年8月の気象を振り返りますと、全国的には平年をやや下回る涼しい夏となりました。全国平均気温は平年より0.7度低く、特に北海道では平年より1度前後高い状況が続き、前月との比較でも2.5度上昇するなど夏らしい暑さが際立ちました。一方、佐賀県や熊本県、広島県など西日本では30度を超える厳しい暑さが続いた地域もあり、地域による差が大きい夏でした。降水量では対照的な傾向が見られ、沖縄県や千葉県では平年の2倍から3倍を超える大雨に見舞われた一方、熊本県や佐賀県、長崎県では平年のわずか1パーセント程度という深刻な少雨となりました。日照時間についても、和歌山県や徳島県など西日本の太平洋側で250時間を超える多照となった半面、福島県や宮城県では日照不足が目立ちました。全体として、地域ごとの天候の差が非常に大きい一か月だったといえそうです。

🥬 全国まとめ — 野菜栽培アドバイス(農業アドバイザー兼気象解説者)
■ 1. 野菜への影響
今期は全国平均で平年より0.7℃低めでしたが、九州や広島など西日本は30℃台の高温が続き、トマトやキュウリなどの果菜類で着果不良や高温障害が懸念されます。一方、熊本・佐賀・長崎では降水量がわずか2〜3mmと極端な少雨となり、レタスやダイコンなど根菜・葉物の生育停滞や品質低下が心配です。逆に千葉(467mm)や沖縄(470mm超)では平年の2〜3倍の降雨があり、根腐れや裂果、べと病などの多湿障害が出やすい状況です。福島・宮城など日照108〜110h前後の地域では光合成不足による徒長や果実の糖度低下が懸念されます。
■ 2. 今後の管理ポイント
少雨地域ではかん水量を増やし、マルチングで土壌水分を保持しましょう。多雨地域は排水対策と畝の高さ確保が重要です。日照不足の地域はハウス内の採光を意識し、葉かきで通風・採光を改善してください。高温地域は遮光ネットや朝夕の潅水で株の消耗を防ぎましょう。
■ 3. 注意点
多湿地域では灰色かび病やべと病、少雨・高温地域ではハダニやアブラムシの発生に注意が必要です。福井・岩手・栃木など大雨日数が多かった地域は冠水後の急な病害拡大にも警戒し、早めの排水・防除対応を行ってください。収穫適期を逃さぬよう、生育の遅れ・進みを日々確認しましょう。
47都道府県 詳細データ
低温・少雨 中間 高温・多雨 | 平年以下 平年並 平年以上 | 列ヘッダークリックで並び替え
都道府県 観測所 平均
気温(℃)
最高
気温(℃)
最低
気温(℃)
降水量
(mm)
猛暑日
(日)
大雨日
(日)
最大風速
(m/s)
日照時間
(h)
平年差
(℃)
平年比
降水(%)
前期平均
気温(℃)
気温差
(前期比)
降水差
(前期比mm)
北海道北海道 稚内 21.3 29.8 13.3 21.5 0 0 16.4 220.2 +1.6 16 20.4 +0.9 -68.5
北海道北海道 釧路 20.5 27.4 11.5 63 0 0 13.4 169.9 +0.8 43 18 +2.5 -50.5
北海道北海道 札幌 23.6 33 16.1 63.5 0 0 10.4 252.4 +1.8 54 22.7 +0.9 -51
北海道北海道 函館 23.5 31.3 17.3 41 0 0 10.6 196.9 +1.2 29 22.1 +1.4 -153
青森県東北 青森 24.7 34.1 16.2 65 0 0 11.5 204.6 +1 48 23.8 +0.9 -84
岩手県東北 盛岡 24.4 35.2 15.8 274.5 1 2 14.3 159.9 +0.8 159 24.3 +0.1 +101.5
宮城県東北 仙台 24.7 37.1 18.4 79.5 1 0 15.5 110.8 -0.4 48 24.6 +0.1 -231
秋田県東北 秋田 26.5 35 19 111.5 1 1 11.4 230.4 +2 58 25.5 +1 -192
山形県東北 山形 25 36.3 17.2 78 3 0 7.6 142.2 -2 53 25.4 -0.4 -139.5
福島県東北 福島 25.3 38.1 18 148.5 3 0 9 108 -1 85 25.7 -0.4 -99.5
茨城県関東 水戸 25.6 36.7 18.6 118 1 0 18.1 169.1 -1.6 85 25.7 -0.1 +37
栃木県関東 宇都宮 25.8 36.4 18.1 268 3 2 18.5 116.5 -1.7 130 26.2 -0.4 +119
群馬県関東 前橋 26.7 37.3 19.6 293.5 8 2 7.7 145 -1.6 167 27.4 -0.7 +86
埼玉県関東 熊谷 27.3 38.1 19.6 129 8 0 11.7 144.6 -1.6 69 27.7 -0.4 -96
千葉県関東 千葉 27 36.7 20.1 467 1 1 13.3 153.8 -1.4 339 27.3 -0.3 +389.5
東京都関東 東京 26.7 36.5 19.6 286 3 2 7.8 157.2 -0.2 191 27.2 -0.5 +154
神奈川県関東 横浜 27.2 35.3 20.4 176.5 2 1 8.8 197.1 -0.6 108 27.3 -0.1 +83.5
新潟県中部 新潟 27.5 34.6 19.2 31.5 0 0 9.8 201.7 -0.4 15 26.5 +1 -199.5
富山県中部 富山 27.8 36.8 20.3 376.5 2 2 9.5 192.2 -0.5 128 27.8 0 +213
石川県中部 金沢 28.4 35.3 20.8 239.5 3 2 12.4 209.1 -0.5 104 28 +0.4 +48
福井県中部 福井 28.8 37.3 20.5 388.5 12 3 11.2 222.4 -0.5 176 28 +0.8 +278
山梨県中部 甲府 27.5 38.8 20.6 100.5 12 0 10 200.8 -2.8 43 27.7 -0.2 +2
長野県中部 長野 26 38 17.5 215.5 4 1 11.8 194.3 -1.1 122 26.3 -0.3 +166.5
静岡県中部 静岡 28.2 36.1 23.1 60.5 2 0 6.2 215.3 -1.8 27 27.3 +0.9 -130.5
愛知県中部 名古屋 29.3 39.1 22.5 59.5 14 0 11.7 231.1 -0.2 41 29.2 +0.1 -103.5
岐阜県中部 岐阜 29.4 38.3 22.3 63.5 15 0 9.9 222.5 -0.7 35 29.1 +0.3 -216
三重県近畿 28.5 37.3 22.7 69.5 4 0 10.6 235.2 -0.4 36 28.6 -0.1 -117.5
滋賀県近畿 彦根 28.9 37.6 22.3 71.5 9 1 11.3 225.4 -0.1 50 27.9 +1 -42
京都府近畿 京都 29.6 39.1 22.8 132 18 0 6.9 189.9 -0.9 83 29.3 +0.3 -44
大阪府近畿 大阪 29.9 38.6 22.8 83.5 17 0 9.5 232.6 -1.3 63 29.5 +0.4 -60.5
兵庫県近畿 神戸 29.8 36.8 23 34.5 6 0 11.6 250.7 -0.8 27 29.2 +0.6 -91
奈良県近畿 奈良 29.2 38.4 21.7 17 18 0 7.9 210.2 -1.3 10 28.5 +0.7 -89.5
和歌山県近畿 和歌山 29.2 37.2 23.6 10.5 6 0 9.9 267.7 -1.5 7 29.3 -0.1 -28.5
鳥取県中国 鳥取 29 38 20.4 100 12 1 9.8 246.6 0 64 28.7 +0.3 +82.5
島根県中国 松江 28.9 38.1 22.3 160.5 14 1 12.5 237.8 -0.3 110 28.4 +0.5 +147
岡山県中国 岡山 29.8 38.6 21.2 60 17 0 9 237.6 -0.6 78 29.3 +0.5 -1.5
広島県中国 広島 30.5 38.4 24.3 32.5 19 0 8.7 254.7 +0.1 28 29.5 +1 -35
山口県中国 下関 29.7 38.3 23.7 13.5 3 0 6.8 243 +0.2 8 28.6 +1.1 -154.5
徳島県四国 徳島 29.6 38.2 23.3 13.5 11 0 9.4 265.2 -1.4 5 29.4 +0.2 -12.5
香川県四国 高松 30.5 38.8 24.3 10 17 0 8.3 256.8 -0.3 10 29.9 +0.6 -47.5
愛媛県四国 松山 29.6 37.8 22.5 15 16 0 6.6 244.3 -1.3 9 28.9 +0.7 -134.5
高知県四国 高知 28.8 38.1 23 94 5 0 9.4 233.9 -2.3 27 28.7 +0.1 -52
福岡県九州 福岡 30.5 39 23.4 87.5 19 1 10.6 238.1 0 44 29.9 +0.6 -95.5
佐賀県九州 佐賀 30.8 40.2 22.2 3 22 0 13.4 253.7 +0.3 1 29.7 +1.1 -230
長崎県九州 長崎 30 37.8 23.3 3 12 0 6.3 243 -0.2 2 28.6 +1.4 -109
熊本県九州 熊本 30.8 40.3 22.1 2 24 0 9.7 255.9 -0.7 1 29.6 +1.2 -132.5
大分県九州 大分 29.8 37.3 22.5 8.5 17 0 7.9 244 -0.6 4 29.3 +0.5 -209
宮崎県九州 宮崎 28.6 37.8 22.8 83.5 3 0 10.9 213.9 -1.9 27 29.6 -1 +61.5
鹿児島県九州 鹿児島 29.8 38.4 24.4 122 5 1 11.2 250.7 -1.5 56 30 -0.2 +107.5
沖縄県沖縄 那覇 28.9 34.4 24.9 313.5 0 1 19.5 153.3 -1.7 135 29.3 -0.4 +254.5
沖縄県沖縄 名護 29 34.8 25.4 338.5 0 2 26.9 163.7 -2.2 121 29.3 -0.3 +298
沖縄県沖縄 宮古島 28.8 33.2 24.8 473.5 0 2 21.4 191.1 -2 194 29.1 -0.3 +264
沖縄県沖縄 石垣島 29.5 35.1 25.4 471.5 1 2 19.3 187.6 -1.2 188 29.7 -0.2 +314
地方別 気象解説 + 野菜栽培アドバイス
北海道地方 北海道・北海道・北海道・北海道
平均気温 22.2℃
平年差 +1.4℃
降水量 47.3mm
平年比降水 35.5%
猛暑日 0日
大雨日数 0日
最大風速 16.4m/s
日照時間 209.8h
観測局数 4局
📝 AI 気象解説

2026年8月の北海道地方は、記録的な高温と少雨に見舞われました。地方平均気温は22.2度で平年より1.4度高く、特に札幌では最高気温33度を記録するなど、真夏らしい暑さが続きました。釧路では前の期間と比べて2.5度も気温が上昇し、道東でも夏らしさが際立った形です。一方で降水量は平年比35.5パーセントにとどまり、各地で雨の少なさが目立ちました。稚内では平年のわずか16パーセントという記録的な少雨となり、乾いた空気に覆われる日が多かったとみられます。日照時間は209.8時間と豊富で、札幌では252.4時間に達するなど、晴天に恵まれた一か月となりました。今後も高温傾向が続く可能性があり、農作物への影響や水不足に注意が必要です。

🥬 野菜栽培アドバイス
■1. 野菜への影響
2026年8月の北海道地方は平年より1.4℃高く、降水量は平年比35.5%と大幅な少雨、日照は209.8時間と豊富でした。じゃがいもや玉ねぎ、かぼちゃなどは高温と日照過多により生育が進みやすい一方、水分不足で肥大不良や玉ねぎの分球障害が懸念されます。トマトやピーマンは日照が多く光合成が活発になり果実の着色・糖度向上には好条件ですが、乾燥ストレスによる裂果や尻腐れ症も出やすい状況です。特に稚内は降水量が平年比16%と極端に少なく、根菜類の生育遅延が心配されます。
■2. 今後の管理ポイント
少雨傾向が続くため、朝夕の潅水を徹底し、特に開花・肥大期のじゃがいも、玉ねぎ、キャベツには十分な水分補給を行ってください。日照が多いハウス栽培では遮光ネットで葉焼けを防ぎ、換気を強化して高温障害を回避しましょう。追肥は乾燥時に効きが悪くなるため、潅水と合わせて液肥での補給が効果的です。
■3. 注意点
乾燥によりハダニやアブラムシが発生しやすくなるため、葉裏の観察と早期防除を心がけてください。また急な高温は根菜の裂根やとう立ちを招くため、収穫適期を逃さないよう畑の状態をこまめに確認しましょう。
東北地方 青森県・岩手県・宮城県・秋田県・山形県・福島県
平均気温 25.1℃
平年差 +0.1℃
降水量 126.2mm
平年比降水 75.2%
猛暑日 1.5日
大雨日数 0.5日
最大風速 15.5m/s
日照時間 159.3h
観測局数 6局
📝 AI 気象解説

2026年8月の東北地方は、平均気温が25.1度と平年並みで推移しました。地点別に見ると秋田で平年より2度高い26.5度を記録した一方、山形は2度低い25度にとどまるなど、地域による差が目立ちました。仙台では最高気温37.1度、福島では38.1度まで上がる日もあり、山形と福島では猛暑日が3日ずつ観測されています。降水量は地方平均で平年の75%と少なめでしたが、盛岡だけは大雨の日が2日あり、平年の1.6倍近い雨量となりました。青森や仙台では雨が平年の半分程度にとどまり、乾いた空気が続いたとみられます。日照時間は秋田や青森で200時間を超え、日差しに恵まれた一方、仙台や福島は110時間前後と少なく、地域によって夏空の恵みに差が出た1カ月となりました。

🥬 野菜栽培アドバイス
■ 1. 野菜への影響
今期は地方平均で平年並みの気温ながら、秋田+2℃、福島・山形は猛暑日が多く、トマトやキュウリなど果菜類で高温障害や着果不良が懸念されます。一方、青森・仙台・山形・秋田は降水量が平年の半分程度と少なく、レタスや白菜など浅根性野菜の水分不足が心配です。反対に盛岡は平年比159%の多雨・大雨日2日で、根菜類の根腐れや排水不良に注意が必要です。日照は青森204.6h・秋田230.4hと豊富な地域では光合成が進みトマトの糖度向上が期待できますが、仙台110.8h・福島108hのように日照不足の地域ではナスやピーマンの着色不良・徒長が起こりやすい状況です。
■ 2. 今後の管理ポイント
少雨地域ではマルチや敷きわらで乾燥を防ぎ、朝夕の潅水を徹底してください。多雨の盛岡地域は排水溝の整備と畝の高さ確保が重要です。高温が続く福島・山形・秋田では遮光ネットや換気で株の消耗を抑え、追肥は液肥で少量ずつ与えると効果的です。日照不足地域では整枝・摘葉で葉群への光を確保しましょう。
■ 3. 注意点
高温多湿になりやすい仙台・福島ではうどんこ病や害虫(アブラムシ・ハダニ)の発生に警戒し、早期防除を心がけてください。乾燥地域では収穫適期を逃すと裂果や品質低下につながるため、こまめな観察が大切です。
関東地方 茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県
平均気温 26.6℃
平年差 -1.2℃
降水量 248.3mm
平年比降水 155.6%
猛暑日 3.7日
大雨日数 1.1日
最大風速 18.5m/s
日照時間 154.8h
観測局数 7局
📝 AI 気象解説

2026年8月の関東地方は、平均気温が26.6度と平年より1.2度低く、厳しい暑さがやや控えめだった一年となりました。それでも埼玉県熊谷では最高気温38.1度を観測するなど、内陸部を中心に猛暑日が相次ぎ、群馬県前橋と埼玉県熊谷ではともに8日の猛暑日が記録されています。降水量は地方全体で平年の1.5倍を超える248.3ミリと雨の多い月となり、特に千葉県千葉では平年の3倍を超える467ミリの大雨に見舞われました。一方で埼玉県熊谷や茨城県水戸は平年を下回る降水量にとどまり、地域差が目立ちました。日照時間は神奈川県横浜が197.1時間と際立って多く、晴天に恵まれた地域と雨の多かった地域とで明暗が分かれる夏となりました。

🥬 野菜栽培アドバイス
■ 1. 野菜への影響
今期は平年より気温がやや低め(平均26.6℃、平年差-1.2℃)で、日照時間も154.8hとやや控えめでした。トマトやナスなどの果菜類は日照不足により着色や糖度の伸びがやや鈍くなる恐れがあります。一方、千葉(467mm、平年比339%)や群馬(293.5mm)など降水量が多い地域では、ネギやキャベツなどで過湿による根傷みや裂果、生育遅延が懸念されます。逆に熊谷・水戸のように降水が平年を下回った地域では、露地野菜の乾燥ストレスにも注意が必要です。
■ 2. 今後の管理ポイント
多雨地域では畝立てや排水溝の整備を徹底し、根腐れを防ぎましょう。少雨地域では朝夕の潅水を継続し、マルチング等で土壌水分を保持してください。日照不足時は整枝・摘葉で株内の風通しと採光を確保し、追肥は控えめにして徒長を防ぎます。ハウス栽培では換気を強化し、多湿による病害発生を抑えることが重要です。
■ 3. 注意点
高温・多湿条件が重なるとべと病や疫病、アブラムシ・ハダニなどの病害虫が発生しやすくなります。特に大雨後は圃場の見回りを増やし、早期発見・防除を心がけてください。日照不足による着色遅れは収穫適期の見極めを難しくするため、糖度や果実の硬さも確認しながら収穫時期を判断することをおすすめします。
中部地方 新潟県・富山県・石川県・福井県・山梨県・長野県・静岡県・愛知県・岐阜県
平均気温 28.1℃
平年差 -0.9℃
降水量 170.6mm
平年比降水 76.8%
猛暑日 7.1日
大雨日数 0.9日
最大風速 12.4m/s
日照時間 209.9h
観測局数 9局
📝 AI 気象解説

2026年8月の中部地方は、平均気温28.1度と平年をやや下回る、暑さが控えめな夏となりました。ただし地域差が大きく、名古屋や岐阜では猛暑日が14日から15日にのぼり、厳しい暑さが続いた一方、山梨県甲府では平年より2.8度も低く、涼しさが際立ちました。降水量は地方全体で平年の8割弱にとどまりましたが、福井県では平年の1.8倍近くにあたる388.5ミリの雨が降るなど、大雨に見舞われた地域もありました。反対に静岡や愛知、岐阜では平年の3割から4割程度と雨が少なく、乾いた晴天が多い月となりました。日照時間は209.9時間で、名古屋を中心に日差しの多い一か月だったといえます。

🥬 野菜栽培アドバイス
■ 1. 野菜への影響
今期は地方平均気温28.1℃と平年並みながら、地域差が顕著です。名古屋29.3℃・岐阜29.4℃と猛暑日14〜15日を数える平野部ではトマト・ナスの着果不良や日焼け果が懸念されます。一方、富山376.5mm・福井388.5mmと多雨だった北陸では、キュウリ・スイカの根腐れや裂果、日照不足による着色遅延が心配です。逆に静岡60.5mm・名古屋59.5mmなど太平洋側は少雨で、露地野菜の乾燥ストレスや葉物の生育停滞が出やすい状況です。日照は名古屋231.1h・岐阜222.5hと十分でキャベツ・カボチャの光合成は良好ですが、多雨地域では徒長気味の株も見られます。
■ 2. 今後の管理ポイント
高温乾燥地域では朝夕のかん水を増やし、敷きわらで地温上昇と乾燥を抑えましょう。多雨地域は排水溝を整備し、過湿による根傷みを防いでください。追肥は生育状況を見ながら控えめにし、猛暑期の肥料焼けに注意します。ハウスは換気を徹底し、遮光ネットで果実の日焼けを軽減してください。
■ 3. 注意点
高温多湿ではべと病・炭疽病、乾燥地では害虫(アブラムシ・ハダニ)の発生が増えます。トマト・ナスは裂果や尻腐れ果の早期除去を行い、収穫は涼しい時間帯に行うと品質保持につながります。
近畿地方 三重県・滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・奈良県・和歌山県
平均気温 29.3℃
平年差 -0.9℃
降水量 59.8mm
平年比降水 39.4%
猛暑日 11.1日
大雨日数 0.1日
最大風速 11.6m/s
日照時間 230.2h
観測局数 7局
📝 AI 気象解説

気象庁のまとめによりますと、2026年8月の近畿地方は平均気温が29.3度と平年より0.9度低く、厳しい残暑ながらも例年に比べるとやや控えめな暑さとなりました。それでも京都や奈良では猛暑日が18日にのぼり、京都では最高気温39.1度を記録するなど、局地的には強い日差しによる暑さが続きました。降水量は地方平均で59.8ミリと平年のおよそ4割にとどまり、特に和歌山では10.5ミリ、奈良でも17ミリと大幅な少雨となり、乾燥した状態が長引きました。一方、京都府だけは132ミリとまとまった雨が降り、地域による差がはっきりと表れました。日照時間は230.2時間で平年並みからやや多めとなり、和歌山や神戸では日差しの多い晴天日が目立ちました。

🥬 野菜栽培アドバイス
■ 1. 野菜への影響
2026年8月の近畿地方は平年より涼しめ(平均29.3℃、平年差-0.9℃)ながら、京都・大阪・奈良では猛暑日が17〜18日と多く、トマトやナスの着果不良・裂果が懸念されます。降水量は平年比39.4%と少雨傾向で、特に和歌山10.5mm、奈良17mmは深刻な乾燥状態となり、キュウリや葉物野菜の萎れ・生育停滞が心配です。一方、神戸や和歌山は日照時間が250h超と豊富で光合成が進み果実の着色は良好ですが、乾燥ストレスとの兼ね合いに注意が必要です。京都は降水量132mm(平年比83%)とやや多く、日照は189.9hと少なめで、徒長や病害リスクが高まります。
■ 2. 今後の管理ポイント
少雨地域では朝夕の潅水を徹底し、マルチングで土壌水分を保持してください。猛暑日が多い地域では遮光ネットや寒冷紗で葉焼けを防ぎ、施肥は液肥中心に薄めて回数を増やすと安全です。京都など日照不足地域はハウス換気を強化し、風通しを良くして徒長を抑えましょう。
■ 3. 注意点
高温乾燥によりハダニ・アブラムシが発生しやすいため早期防除を心がけてください。裂果・尻腐れ果は早めに収穫し、猛暑日の連続する時間帯の作業は避け、朝夕の涼しい時間に収穫・管理作業を行うことをおすすめします。
中国地方 鳥取県・島根県・岡山県・広島県・山口県
平均気温 29.6℃
平年差 -0.1℃
降水量 73.3mm
平年比降水 57.6%
猛暑日 13日
大雨日数 0.4日
最大風速 12.5m/s
日照時間 243.9h
観測局数 5局
📝 AI 気象解説

中国地方の8月は全体として厳しい暑さと記録的な少雨が目立つ一ヶ月となりました。平均気温は29.6度で平年並みでしたが、広島では猛暑日が19日にのぼり、最高気温も38度台まで上がるなど各地で厳しい暑さが続きました。降水量は平年の6割にとどまり、特に山口県下関では平年比8%と記録的な少雨となり、広島でも28%にとどまるなど雨不足が深刻でした。一方で島根県松江では平年比110%と比較的まとまった雨が降り、地域による差が際立ちました。日照時間は広島で254.7時間と多く、晴れの日が多かったことが少雨傾向を後押ししたとみられます。厳しい残暑と水不足への備えが引き続き必要な状況です。

🥬 野菜栽培アドバイス
■ 1. 野菜への影響
2026年8月の中国地方は平年並みの高温が続き、広島(30.5℃・猛暑日19日)や岡山(猛暑日17日)では特に高温障害が心配です。トマトやナスは高温で着果不良・裂果が起きやすく、キュウリも生育停滞が懸念されます。一方、日照時間は地方平均243.9hとおおむね良好で、広島(254.7h)では光合成が進みトマトやピーマンの果実着色は良好と見込まれますが、下関・広島は降水量が平年比8〜28%と極端に少なく、乾燥による生育不良や果実の肥大不足が心配です。逆に松江は降水量が平年比110%と多く、多湿による根腐れや軟腐病のリスクがあります。
■ 2. 今後の管理ポイント
少雨傾向の広島・下関・岡山では、朝夕の潅水を増やし、敷きわらやマルチで土壌水分を保持してください。多湿傾向の松江・鳥取ではウネを高くし排水性を確保し、施設栽培はこまめな換気で過湿を防ぎましょう。強い日照が続く地域では遮光ネットで葉焼けを防ぎつつ、追肥は液肥主体で少量多回数に切り替えると安定します。
■ 3. 注意点
高温乾燥地域はハダニ・アブラムシの発生が増えやすく、多湿地域は疫病・軟腐病に注意が必要です。猛暑日が多い広島・岡山では早朝収穫を徹底し、鮮度と品質を守りましょう。
四国地方 徳島県・香川県・愛媛県・高知県
平均気温 29.6℃
平年差 -1.3℃
降水量 33.1mm
平年比降水 12.8%
猛暑日 12.3日
大雨日数 0日
最大風速 9.4m/s
日照時間 250h
観測局数 4局
📝 AI 気象解説

気象庁のまとめによりますと、2026年8月の四国地方は平均気温が29.6度と、平年より1.3度低い結果となりました。特に高知市では平年より2.3度も低く、猛暑日も5日にとどまりましたが、香川県高松市や愛媛県松山市では猛暑日が16日以上を数え、地域による気温差が目立ちました。降水量は平均33.1ミリと平年のわずか12.8パーセントにとどまり、記録的な少雨となっています。ただし高知市だけは94ミリとまとまった雨が観測され、他県との差が際立ちました。日照時間は250時間に達し、徳島市を中心に晴天が多い夏となったことがうかがえます。全体として、猛暑が和らぐ一方で深刻な水不足が懸念される一か月となりました。

🥬 野菜栽培アドバイス
■ 1. 野菜への影響
2026年8月の四国地方は平年より1.3℃低いものの、依然として高温傾向が続き、香川では猛暑日17日を記録しました。トマトやナス、ピーマンなどの果菜類は高温により花落ちや着果不良が起こりやすい状況です。一方、降水量は平年比わずか12.8%と深刻な少雨で、特に徳島・香川では5〜10%にとどまり、キュウリやオクラなど水を好む野菜の生育停滞や果実の小玉化が懸念されます。ただし高知は平年比27%とやや多く、根菜類の裂根に注意が必要です。日照時間は250h前後と豊富で、トマトやカボチャの果実着色・糖度向上には好条件ですが、乾燥との組み合わせで葉焼けリスクも高まります。
■ 2. 今後の管理ポイント
少雨が続くため、朝夕の潅水を徹底し、マルチングで土壌水分の蒸発を防ぎましょう。ハウス栽培では換気を強化し、遮光ネットで日中の高温・強光を緩和すると効果的です。追肥は液肥中心に控えめとし、根への負担を減らします。高知など降水のあった地域は排水対策を確認してください。
■ 3. 注意点
乾燥・高温下ではハダニやアブラムシが発生しやすく、こまめな見回りと早期防除が重要です。着色不良や裂果を避けるため、収穫適期を見極め、早朝の涼しい時間帯に収穫することをおすすめします。
九州地方 福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県・大分県・宮崎県・鹿児島県
平均気温 30℃
平年差 -0.7℃
降水量 44.2mm
平年比降水 19.3%
猛暑日 14.6日
大雨日数 0.3日
最大風速 13.4m/s
日照時間 242.8h
観測局数 7局
📝 AI 気象解説

2026年8月の九州地方は、記録的な猛暑と深刻な雨不足が際立つひと月となりました。地方平均の気温は平年をやや下回ったものの、内陸部を中心に厳しい暑さが続き、熊本では猛暑日が24日に達したほか、佐賀や熊本では最高気温が40℃を超える日も観測されました。一方で降水量は平年の2割に届かず、特に佐賀や熊本、長崎では平年比1〜2%という記録的な少雨となり、水不足が懸念されます。対照的に鹿児島や宮崎では台風や前線の影響とみられるまとまった雨が降り、地域による差が目立ちました。日照時間は熊本や佐賀で250時間を超えるなど全体的に多く、晴天が続いたことも今回の猛暑と少雨を後押ししたとみられます。

🥬 野菜栽培アドバイス
■ 1. 野菜への影響
今期は佐賀・熊本・大分で降水量が平年比1〜4%と極端な少雨となり、猛暑日も熊本24日、佐賀22日と非常に多く、トマトやナス、ピーマンなどの果菜類は水分ストレスによる裂果・尻腐れ果が懸念されます。一方、鹿児島・宮崎は降水122mm・83.5mmと比較的多く、根腐れや軟腐病のリスクに注意が必要です。日照時間は熊本255.9h、佐賀253.7hと豊富で光合成は促進されますが、宮崎は213.9hとやや少なく、着色不良や徒長の恐れがあります。
■ 2. 今後の管理ポイント
少雨地域では朝夕のかん水を徹底し、マルチや敷きわらで土壌水分を保持してください。特に熊本・佐賀・長崎の露地野菜は点滴かん水の活用が有効です。多雨地域の鹿児島・宮崎では排水溝の整備と畝の高上げで過湿を防ぎましょう。施肥は高温期のため薄めの液肥を回数多く与え、ハウスは遮光ネットと換気扇で内部温度を下げてください。
■ 3. 注意点
猛暑続きでハダニ・アブラムシが増殖しやすいため、葉裏の点検と早期防除を行いましょう。果実の高温障害(日焼け果)や収穫遅れによる過熟にも注意し、涼しい早朝の収穫を心がけてください。
沖縄地方 沖縄県・沖縄県・沖縄県・沖縄県
平均気温 29.1℃
平年差 -1.8℃
降水量 399.3mm
平年比降水 159.5%
猛暑日 0.3日
大雨日数 1.8日
最大風速 26.9m/s
日照時間 173.9h
観測局数 4局
📝 AI 気象解説

2026年8月の沖縄地方は、平年に比べて涼しく雨の多い一か月となりました。地方全体の平均気温は29.1度で平年より1.8度低く、特に名護では2.2度も下回りました。一方で降水量は平年の1.6倍近くに達し、宮古島では473.5ミリ、石垣島でも471.5ミリと大雨の日が相次ぎ、平年比はそれぞれ194%、188%にのぼりました。この影響で日照時間も伸び悩み、地方平均で173.9時間にとどまっています。石垣島では猛暑日が1日観測されたものの、全体としては例年ほどの強い暑さは見られず、雨雲の多い落ち着いた夏空が続いた8月だったといえそうです。

🥬 野菜栽培アドバイス
■ 1. 野菜への影響
2026年8月の沖縄地方は平年より1.8℃低い29.1℃と、猛暑日がほとんど見られない過ごしやすい気候でした。ゴーヤーやオクラなど高温を好む夏野菜にとってはやや生育鈍化の可能性がありますが、猛暑障害は軽減されています。一方で降水量は平年比159.5%と多く、特に宮古島(194%)や石垣島(188%)では過湿による根傷みが懸念されます。日照時間は173.9hとやや少なめで、トマトやナスの着色不良、日照不足による徒長・軟弱化が心配されます。
■ 2. 今後の管理ポイント
多雨傾向のため、畝の排水対策と中耕による土壌通気の確保が重要です。過湿を避けるため水やりは控えめにし、雨天が続く際は施肥を減らして根腐れを防ぎましょう。日照不足に備え、整枝・摘葉で株内に光を取り込み、ハウス栽培では換気と採光調整を徹底してください。
■ 3. 注意点
多湿環境は疫病やべと病、軟腐病の発生を招きやすいため、早期防除と排水路の点検を心がけましょう。大雨日が2日程度発生した地域では冠水後の生育チェックが必須です。日照不足による糖度低下や着色遅れもあるため、収穫適期の見極めに注意してください。
ランキング
平均気温 高い TOP5
1佐賀県佐賀30.8℃
2熊本県熊本30.8℃
3広島県広島30.5℃
4香川県高松30.5℃
5福岡県福岡30.5℃
平均気温 低い TOP5
1北海道釧路20.5℃
2北海道稚内21.3℃
3北海道函館23.5℃
4北海道札幌23.6℃
5岩手県盛岡24.4℃
降水量 多い TOP5
1沖縄県宮古島473.5mm
2沖縄県石垣島471.5mm
3千葉県千葉467mm
4福井県福井388.5mm
5富山県富山376.5mm
降水量 少ない TOP5
1熊本県熊本2mm
2佐賀県佐賀3mm
3長崎県長崎3mm
4大分県大分8.5mm
5香川県高松10mm
最大風速 強い TOP5
1沖縄県名護26.9m/s
2沖縄県宮古島21.4m/s
3沖縄県那覇19.5m/s
4沖縄県石垣島19.3m/s
5栃木県宇都宮18.5m/s
猛暑日数 多い TOP5
1熊本県熊本24日
2佐賀県佐賀22日
3広島県広島19日
4福岡県福岡19日
5京都府京都18日
大雨日数 多い TOP5
1福井県福井3日
2岩手県盛岡2日
3栃木県宇都宮2日
4群馬県前橋2日
5東京都東京2日
日照時間 長い TOP5
1和歌山県和歌山267.7h
2徳島県徳島265.2h
3香川県高松256.8h
4熊本県熊本255.9h
5広島県広島254.7h
日照時間 短い TOP5
1福島県福島108h
2宮城県仙台110.8h
3栃木県宇都宮116.5h
4山形県山形142.2h
5埼玉県熊谷144.6h
平年差 高い TOP5
1秋田県秋田+2℃
2北海道札幌+1.8℃
3北海道稚内+1.6℃
4北海道函館+1.2℃
5青森県青森+1℃
平年差 低い TOP5
1山梨県甲府-2.8℃
2高知県高知-2.3℃
3沖縄県名護-2.2℃
4山形県山形-2℃
5沖縄県宮古島-2℃
平年比降水 多い TOP5
1千葉県千葉339%
2沖縄県宮古島194%
3東京都東京191%
4沖縄県石垣島188%
5福井県福井176%
平年比降水 少ない TOP5
1佐賀県佐賀1%
2熊本県熊本1%
3長崎県長崎2%
4大分県大分4%
5徳島県徳島5%
前期比気温 高い TOP5
1北海道釧路+2.5℃
2北海道函館+1.4℃
3長崎県長崎+1.4℃
4熊本県熊本+1.2℃
5山口県下関+1.1℃
前期比降水 多い TOP5
1千葉県千葉+389.5mm
2沖縄県石垣島+314mm
3沖縄県名護+298mm
4福井県福井+278mm
5沖縄県宮古島+264mm

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