エダマメは、畑の肉と呼ばれる大豆の完熟前の実を食するものですが、タンパク質やビタミンB1・B2が豊富で、ビタミンCも多く、
野菜の中でも栄養価の高いものの一つに数えられます。ビールのおつまみなど、夏の栄養補給におすすめです。
ゆでても栄養価はあまり変わらず、冷凍しておけばいつでも楽しめます。
エダマメは、莢の毛色によって白毛と茶毛に、種皮の色によって茶豆、黒豆、一般種(緑豆)に分けられます。
早生種・中生種・晩生種の使い分けでは、早まきには早生種、遅まきには中~晩生種を選びましょう。
最近では、独特の甘みと風味がある茶豆に人気があります。また、地方品種の栽培もおすすめです。
早生白毛の大きな種で、熟期は70~75日ほどです。
さやは濃い緑色で鮮やか、大粒大さやがまとまります。
草丈は55cmほどで、密植栽培が出来ます。
(1)3号ポットに用土(培養土)を入れ、タネを3粒、間隔をあけて、人差し指1節くらいの深さにあけた穴にまきます。覆土をして、軽く手で押さえます。
(2)たっぷりと水を与え、植えつけまで日当たりのよいところで育てます。

(3)本葉が2~3枚に育ったころ、成長の遅れているものを間引いて、2本立てにします。
(1)酸性土壌にやや弱いので、植えつけの2週間くらい前までに、1平方メートルあたり100gの苦土石灰を施し、よく耕します。
(2)畝の中央に、深さ15~20cmの溝を掘るか、全面に1平方メートルあたり2kgの完熟堆肥と50gほどの有機配合肥料を施し、よく耕します。ベッド幅90cm、高さ10cmほどの畝を立てます。
肥料とくに窒素分は少なめに施肥します。
(3)連作障害の出やすい野菜です。いちど栽培したところでは、少なくとも2年は栽培しないようにしてください。
本葉が2~3枚の頃、条間45cm、株間25~30cmに植え付けます。
乾燥しすぎないように水やりをし、追肥は花が咲いたころ。

莢がまだ青く、大部分が充実してきたら収穫の時期です。株ごと引き抜くか、充実した莢だけを選んで収穫します。
