夏の異常高温から野菜を守るには

近年は、夏の暑さが厳しくなり、家庭菜園でも「猛暑対策」が欠かせなくなっています。
人間にとって暑さが厳しいように、野菜にとっても猛暑は大きなストレスです。
種類によっては生育が止まり、花が落ち、品質が低下することもあります。
今回は、猛暑が野菜に与える主な影響と、対策の考え方をまとめます。

気温が高くなると、野菜はまず水分ストレスを受けやすくなります。
土の乾燥が早まり、葉からの蒸散も増えるため、水切れを起こしやすくなります。水切れが進むと、葉がしおれたり、生育が鈍ったりします。
また、猛暑では高温障害が起こることがあります。
たとえばトマトでは、35℃前後を超える高温が続くと着果不良が起きやすくなります。ピーマンやナスでも、花落ちや実の変形が見られることがあります。葉物野菜では、品質の低下やとう立ちが起こりやすくなります。
さらに、地温の上昇も見逃せません。
黒いマルチは春には保温効果がありますが、真夏には地温が上がりすぎることがあります。根が弱ると、地上部の生育も不安定になります。
鉢やプランター栽培では、特に土の温度が上がりやすいため注意が必要です。
対策としては、まず水やりの時間帯が大切です。
真昼の高温時ではなく、朝のうちに十分な水を与えることで、日中の乾燥に備えられます。必要に応じて夕方にも水を補いますが、夜間に過湿になりすぎないよう注意も必要です。
また、敷きわらやマルチ、遮光も有効です。
敷きわらは地温の上昇や乾燥を抑える効果があります。真夏には寒冷紗や遮光資材を使って、直射日光を和らげる方法もあります。
ただし、遮光しすぎると今度は日照不足になるため、やりすぎには注意が必要です。
猛暑対策では、
- 水切れ防止
- 高温障害の予防
- 地温上昇の抑制
- 適度な遮光
が重要です。
これからの家庭菜園では、気温の高さを前提にした管理がますます大切になります。
暑い夏は、野菜にとっても試練の季節です。天気予報を見ながら早めに対策していきましょう。
